芯が折れないシャーペン4本を使い比べた|オレンズ・デルガード・クルトガ・モーグルエアー比較

シャーペンの「芯が折れる」ストレス、地味にきつくないだろうか。

僕は手帳や日記を手書きで書く習慣があるのだが、最初に使っていたのはぺんてるのオレンズだった。「芯が折れない」という評判を聞いて買ったのだが、書いているときのひっかかり感がどうしても気になって、途中でゼブラのデルガードに乗り換えた。結果、デルガードの方が僕の書き方には合っていて、今はメインで使っている。

この記事では、オレンズからデルガードに乗り換えた体験をもとに、芯折れ防止シャーペン4モデルを比較する。

この記事でわかること
・芯折れ防止シャーペン4モデルの仕組みの違い
・オレンズとデルガードを使い比べてわかったこと
・クルトガ アドバンス、モーグルエアーとの立ち位置の違い
・用途別のおすすめ(手帳・勉強・レポートなど)
・比較一覧表で一目でわかるスペック差

芯折れ防止シャーペン4モデル 比較一覧

まず全体像を把握するために、4モデルのスペックを並べる。

製品名メーカー芯折れ防止の仕組み書き心地の特徴価格帯
オレンズぺんてるガイドパイプが芯を常時保護超極細(0.2mm対応)。精密な筆記向き約300円〜(ネロは約3,000円)
デルガードゼブラ全方位から芯を守る内部バネ機構安定感があり、筆圧が強くても折れない約500円〜
クルトガ アドバンス三菱鉛筆芯回転エンジン+折れ防止強化常に尖った状態で均一な文字が書ける約700円〜
モーグルエアーパイロットクッション機構で筆圧を吸収ふわっとやわらかいタッチ約500円〜

4モデルとも「芯折れ防止」を謳っているが、アプローチが全く違う。以下、それぞれの特徴と僕の使用感を詳しく解説する。

【僕のメイン】デルガード:筆圧が強い人はこれ一択

僕が最終的にメインとして落ち着いたのがデルガードだ。

仕組み

デルガードの芯折れ防止は、内部のバネ機構が上下左右あらゆる方向からの力を吸収する仕組み。斜めに力が加わると先端のパイプが自動で出てきて芯をガード、真上から力が加わると芯が内部に引っ込んで逃げる。力の方向を問わず芯を守ってくれるので、「折れにくさ」という一点ではこの4モデルの中で最強だと感じる。

使ってみた感想

オレンズのひっかかり感がストレスで乗り換えたのがデルガードだが、書き心地の違いは明確だった。デルガードはペン先が紙の上を滑らかに走る感覚で、書いていて気持ちいい。手帳の小さいスペースに予定や振り返りを書き込むとき、つい力が入りがちだが、デルガードならそれでも安心して書ける。

ただし正直に言うと、デルガードでも「たまに折れる」ことはある。「一度も折れたことがない」とまでは言えない。とはいえ頻度としてはごくまれで、普通のシャーペンとは比べものにならないくらい折れにくい。「絶対に折れない」ではなく「ほとんど折れない」が正確な表現だと思う。

それでも僕がデルガードをメインにしている理由は、書き心地の滑らかさだ。たまに折れるデメリットよりも、毎日使うたびに感じる書き心地の良さの方がはるかに大きい。

デルガードが合う人
筆圧が強い人(最も恩恵が大きい)
・手帳や日記など小さいスペースに書き込む
・「とにかく芯が折れないこと」を最優先にしたい人
・学生の試験勉強にも◎(力を入れて速く書いても折れない)

オレンズ:極細字を書きたいなら唯一無二

デルガードと一緒に使い比べたのがオレンズ。最終的にデルガードをメインにしたが、オレンズにはオレンズにしかない強みがある。

仕組み

オレンズの芯折れ防止は、デルガードとはまったく違うアプローチだ。芯を出さずに書ける——先端のガイドパイプが常に芯を包んでいるため、芯が紙に直接触れない。0.2mmという超極細芯でも折れないのは、この仕組みがあるからこそ。上位モデルの「オレンズネロ」は自動芯出し機構付きで、ノックなしで書き続けられる。

使ってみた感想

僕が最初に買った芯折れ防止シャーペンがオレンズだった。「芯が出ていないのに書ける」という仕組みは確かに面白いし、0.2mmの極細字は手帳の小さいマスに書くとき便利だった。

ただ、どうしても気になったのがガイドパイプが紙に当たるときの「ひっかかり感」。書いていると紙の繊維にパイプが引っかかるような感触があって、滑らかに書けない。これが日記のように数行まとめて書くときにストレスになった。慣れるかなと思って1ヶ月ほど使い続けたが、結局気になり続けたのでデルガードに乗り換えた。

ただし、これは「オレンズが悪い」のではなく「僕の用途と書き方に合わなかった」という話だ。オレンズの0.2mm極細字は他のシャーペンには絶対にない武器だし、細い線で精密な書き込みをしたい人にとっては唯一無二の存在だと思う。

オレンズからデルガードに乗り換えた理由(実体験)
・オレンズのガイドパイプのひっかかり感が、日記を書くときにストレスだった
・デルガードは滑らかに書けるので、数行まとめて書いても疲れにくい
・0.2mm極細字は魅力的だったが、僕の手帳では0.5mmで十分だった
・ただしオレンズの「折れなさ」は本物。折れにくさだけならオレンズの方が上かもしれない
オレンズが合う人
0.2mmの極細字を書きたい人
・手帳のマンスリーなど超小さいスペースに書く人
・細かい図やイラストを描く人
・自動芯出しが欲しいならオレンズネロ
ぺんてる
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クルトガ アドバンス:文字の美しさを追求するなら

クルトガは「芯折れ防止」というよりも「芯が回転して常に尖り続ける」のが本質的な強みだ。

仕組み

内蔵の「クルトガエンジン」が、筆記するたびに芯を少しずつ回転させる。通常のシャーペンでは芯の片側だけが減って線が太くなっていくが、クルトガは常に均一な太さで書ける。アドバンスモデルでは回転速度が2倍になり、折れにくさも強化されている。

こんな人に向いている

レポートや論文など、長文を美しく書きたい人に最適だ。文字の太さが最初から最後まで一定なので、ノートの見た目が格段にきれいになる。折れにくさについてはデルガードほどの「全方位防御」ではないが、通常のシャーペンよりは確実に強い。

クルトガ アドバンスが合う人
文字の均一さ・美しさを重視する人
・レポート・論文・ノートなど長文を書く
・線の太さが変わるのが気になる人

モーグルエアー:やわらかい書き心地を求めるなら

4モデルの中で最も書き心地に特徴があるのがモーグルエアーだ。

仕組み

内部にクッション機構を搭載しており、筆圧をやわらかく吸収する。芯折れを「硬さ」で防ぐのではなく、「衝撃を逃がす」ことで防ぐアプローチ。結果として、書き味が「ふわっ」とやわらかくなる。

こんな人に向いている

長時間書いても手が疲れにくいので、勉強や試験対策で1日何時間もシャーペンを使う人には嬉しい設計だ。筆圧が強い人が使うとクッションの恩恵を強く感じるが、筆圧が弱い人だと「ふにゃっとして頼りない」と感じる可能性もある。

モーグルエアーが合う人
やわらかい書き味が好きな人
・長時間の筆記で手が疲れやすい
・筆圧が強いが、硬い書き味は苦手な人

用途別おすすめまとめ

用途で選ぶシャーペン早見表
手帳・日記に書き込む(僕はこれ)→ デルガード。筆圧を気にせず小さいスペースに書ける
手帳の極小マスにびっしり書く → オレンズ(0.2mm)。極細ならこれしかない
勉強・試験対策で長時間書く → デルガード or モーグルエアー。折れない安心感 or 疲れにくさで選ぶ
レポート・論文をきれいに書く → クルトガ アドバンス。文字の均一さは圧倒的
筆圧が強い人 → デルガード(折れにくさ最強)
筆圧が弱い人・軽い書き味が好き → オレンズ or クルトガ

僕がデルガードに落ち着いた理由

最後に、僕がオレンズとデルガードを使い比べてデルガードをメインにした理由をまとめておく。

僕の用途は「手帳と日記」だ。ほぼ日手帳やEDiTのような小さいスペースに予定を書いたり、1日の振り返りを書いたりする。この用途だと、以下の点でデルガードの方が合っていた。

デルガードを選んだ3つの理由
① 書き心地の滑らかさ
オレンズのガイドパイプのひっかかり感がストレスだったのに対し、デルガードは紙の上を滑らかに走る。手帳に数行まとめて書くときの快適さが段違いだった。これが乗り換えの最大の理由。

② 「ほぼ折れない」で十分
デルガードもたまに折れることはある。だがその頻度は普通のシャーペンとは比べものにならないくらい低い。「絶対に折れない」オレンズには負けるが、書き心地とのトレードオフで考えるとデルガードの方が自分には合っている。

③ 0.5mmで十分だった
オレンズの0.2mm極細字は確かに魅力的。だが僕の手帳の使い方では0.5mmで困らなかった。0.5mmの方が線がはっきり見えるし、書き味も自然だ。細い芯が必要な人にはオレンズを推すが、そうでなければデルガードのバランスの良さが光る。

もちろん「極細字が必要」「自動芯出しが欲しい」という人にはオレンズ(ネロ)が最適解だし、文字の美しさ重視ならクルトガ、疲れにくさ重視ならモーグルエアーと、正解はひとつではない。自分の用途と筆圧に合わせて選ぶのが一番だ。

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