ずっと気になっていた2画面ゲーム機「AYN Thor」、ついに買っちゃいました。
DSとか3DSが大好きだった世代としては、あのクラムシェル型で2画面、しかも有機ELって聞いたらもう我慢できなくて…。
ただ、私が選んだのは一番安い8 Gen 2モデルの「Base」(8GB / 128GB / 299ドル)。
これが大失敗でした。
ゼンレスゾーンゼロを上画面で起動しようとしたら、タイトル画面までは行けるのに「ゲーム開始」を押すと落ちる。下画面なら動くけど上画面がチカチカする。結局、上画面をオフにして3.92インチの小さい画面でデイリー消化してる。 ――何のために2画面デバイス買ったんだっけ?
今回は同じ後悔をする人が一人でも減るように、Baseを選んで「しまった…」と思ったポイントを正直に書いていきます。
そもそもなんでBaseにしたのか
AYN Thorには4つのモデルがあります。
| モデル | チップ | メモリ | ストレージ | 価格(発売時) |
|---|---|---|---|---|
| Lite | Snapdragon 865 | 8GB | 128GB | $249 |
| Base | 8 Gen 2 | 8GB | 128GB | $299 |
| Pro | 8 Gen 2 | 12GB | 256GB | $349 |
| Max | 8 Gen 2 | 16GB | 1TB | $429 |
Base以上は全部同じSnapdragon 8 Gen 2。つまりCPU・GPUの性能は同じ。
「それならBaseで十分じゃない?メモリとストレージの差だけでしょ?」
…って思ったんですよね、あの頃の私は。
後悔①:8GBメモリ、2画面だと全然足りない
これが最大の後悔ポイントです。
AYN Thorって、上画面と下画面で別々のアプリを同時に動かせるのが売りですよね。上でゲーム、下でコントロールパネル(TCC)とか攻略サイトとか表示できる。
でもこれ、裏を返すと常に2つのアプリがメモリを食ってるということ。
Androidのシステムだけで約3GB使うので、残り約5GB。そこから下画面のアプリ分を引くと、ゲームに回せるのは実質4GB前後。
最近のスマホゲーム、4GBじゃキツいんですよ…。
私の場合、一番ショックだったのがゼンレスゾーンゼロ(ゼンゼロ)です。
ゼンゼロが上画面でまともに遊べない
HoYoverse系のゲームをAYN Thorで遊ぶのを楽しみにしてたんですが、ゼンゼロを上画面(メインディスプレイ)で起動すると、タイトル画面まではたどり着けるんです。

サーバー選択もできるし、「ゲーム開始」ボタンも見えてる。「よし、いける!」と思って押すと――ローディング中にアプリが落ちます。
何度試しても同じ。たぶんメモリが足りなくて、ゲーム本編のデータを読み込む段階で強制終了されてしまう感じです。
タイトル画面まで見えてるのに遊べない、この「あと一歩感」が本当につらい…。
下画面なら一応動く、でも…
試行錯誤した結果、下画面(3.92インチのサブディスプレイ)で起動すれば一応プレイはできることがわかりました。
ただし、下画面でゼンゼロを動かしていると上画面がチカチカと点滅する謎の現象が発生します。気になって仕方ないので、結局上画面をオフにした状態で、3.92インチの小さい画面だけでデイリーを消化するという運用に…。
2画面が売りのAYN Thorなのに、片方の画面をオフにして小さい画面でポチポチやってる。
これ、何のためにAYN Thor買ったんだろう?ってなりますよね。正直なりました。
8GBの壁は想像以上に厚い
ゼンゼロはスマホでも推奨メモリ8GB以上の重量級タイトル。そこに2画面デバイスのシステム消費が加わると、8GBじゃ物理的に足りないんだと思います。
原神や崩壊スターレイルなど、他のHoYoverse系タイトルも同様にメモリをかなり使うので、この手のゲームをAYN Thorで遊びたい人は8GBモデルは避けた方がいいです。
Proの12GBやMaxの16GBなら、システム+下画面で消費しても7〜10GB以上をゲームに回せるので、上画面でも問題なく起動できるはず。たった1万円〜2万円の差で、メインの遊び方が変わってくるんです。
後悔②:ストレージ128GB、一瞬でなくなる
これも地味に痛い。
AYN Thorの楽しさって、DSや3DSのエミュだけじゃなくて、Androidゲームもエミュも全部1台にまとめられるところ。でもそれをやると128GBは本当にあっという間です。
ざっくりこんな感じ:
| 用途 | 使用量の目安 |
|---|---|
| Android OS・システム | 15〜20GB |
| ゲームアプリ(3〜5本) | 30〜50GB |
| エミュ用データ(DS・3DSなど) | 20〜50GB |
| その他 | 5〜10GB |
もうこの時点で128GBパンパン。 ゲームを厳選して入れ替える運用になって、「全部入りの最強ゲーム機」感が薄れちゃうんですよね。
もちろんmicroSDで拡張はできます。でも:
- 内蔵ストレージより速度が落ちる
- microSD代が別途かかる(256GBで3,000〜4,000円くらい)
- Proなら最初から256GB、Maxなら1TB内蔵
あとからmicroSD買い足すくらいなら、最初からProにしとけば良かったな…って。
しかも、AndroidでSDカードに移動できるデータって結構限られるんですよね…😭
Baseを買ってしまった人向け:おすすめmicroSD
…とはいえ、私みたいにもうBase買っちゃった人もいると思うので、ストレージ問題を少しでもマシにするmicroSDカードを紹介しておきます。
AYN ThorはmicroSDXC対応なので、256GB以上のA2対応カードを選ぶのがおすすめです。A2規格ならアプリの読み書きも比較的スムーズ。
ただ、microSDを買い足す出費を考えると、やっぱり最初からProにしておけば…(2回目)。
後悔③:冷静に見ると、価格差が小さすぎる
これが一番悔しいポイントかもしれません。
| アップグレード | 価格差 | 増えるもの |
|---|---|---|
| Base → Pro | +$50(約7,500円) | メモリ 8→12GB、ストレージ 128→256GB、カラー選択可 |
| Base → Max | +$130(約19,500円) | メモリ 8→16GB、ストレージ 128→1TB、カラー選択可 |
50ドルでメモリ+4GB、ストレージ+128GB。
後からmicroSDカードを買って、「メモリ足りないな…」ってモヤモヤしながら使うことを考えたら、最初の50ドルの方がずっと安い買い物でした。
あと地味に悲しいのが、Baseはカラーがブラック一択なこと。Pro・Maxならホワイト、クリアパープル、レインボーも選べたのに…。クリアパープル、めちゃくちゃ可愛かったのに…。
BaseでもOKなのはこんな人
全否定もフェアじゃないので、Baseが合うケースも書いておきます。
- DSや3DSのエミュがメイン(この用途ならメモリ8GBでもほぼ問題なし)
- 重いAndroidゲームはやらない
- ストレージはmicroSD運用で気にしない
- とにかく予算を抑えたい
ただ…正直に言うと、上の全部に当てはまる人でもあと$50出してProにした方が幸せになれる可能性が高いです。だってメモリは後から増やせないので。
今から買うなら、どのモデルがおすすめ?
私の後悔を踏まえたおすすめはこちら。
🥇 一番おすすめ:Pro(12GB / 256GB)
迷ったらPro。これが正解。
12GBあれば2画面同時でもメモリに余裕があるし、256GBのストレージも当面は十分。カラーも選べる。価格とスペックのバランスが一番いいモデルです。
🥈 予算があるなら:Max(16GB / 1TB)
ストレージ1TBは正義。エミュのデータもAndroidゲームも全部入れて「最強の1台」にしたいなら、Maxが間違いない。Winlator(PCゲームのエミュレーション層)を使いたい人もMaxの方が安心。
⚠️ おすすめしにくい:Base(8GB / 128GB)
この記事をここまで読んでくれた方にはもう伝わったと思います。
💡 Liteは別物として考えて
LiteはSoCがSnapdragon 865で全然違うので、比較対象というより別デバイス。DS・3DS専用の軽量機として割り切るなら$249は悪くないけど、+$50でBaseの8 Gen 2にできる…そしてBaseにするならさらに+$50でPro…(無限ループ)。
AYN Thor自体はめちゃくちゃ良いデバイスです
ここまで後悔ばっかり書いてきたけど、AYN Thor自体への不満はほぼないです。
- 2画面AMOLEDが最高。 上画面の120Hz有機ELはヌルヌルだし、色もきれい
- 3DS・DSのエミュが感動的。 2画面をそのまま活かせるのはこのデバイスならでは
- クラムシェルで持ち運びやすい。 画面が保護されるから気軽にカバンに入れられる
- AYNのソフトウェアが意外としっかりしてる。 TCCの完成度が高い
だからこそ、モデル選びだけは間違えないでほしい。
6インチの有機ELでゼンゼロを遊ぶはずが、3.92インチの画面で上画面オフにしてデイリーを消化している私みたいにならないでください。
「安い方でいいか」は、ガジェット選びで一番やっちゃいけない判断でした。
これからAYN Thorを買おうとしてる方、最低でもProにしてください。 未来の自分が絶対に感謝します。
AYN Thorを買ったら揃えておきたいアクセサリー
モデル選びの後悔は散々書きましたが、AYN Thor自体は本当に良いデバイスなので、買ったら長く大事に使ってほしいです。
Amazonで買えるAYN Thor用のアクセサリーをまとめておきます。
保護フィルム(個人的にはマスト)
AYN Thorは上下2画面とも有機ELなので、傷がつくと結構目立ちます。クラムシェルで画面が保護されるとはいえ、フィルムは貼っておいた方が安心。
アンチグレア(反射防止)タイプと光沢タイプがあるので、好みで選んでみてください。外で遊ぶことが多いならアンチグレアがおすすめです。
キャリングケース
持ち運ぶなら専用ケースがあると安心です。AYN Thor本体+ケーブル+microSDなどをまとめて収納できるタイプがAmazonにあります。
TPU保護ケース
本体の傷や落下が心配な人はTPUケースも。透明タイプならAYN Thorのデザインを活かしたまま保護できます。
まとめ
AYN Thor Baseを買って後悔しているポイントは3つ。
- 8GBメモリは2画面デバイスには足りない。 ゼンゼロが上画面で起動できなかった
- 128GBストレージはすぐ埋まる。 結局microSDを買い足すハメに
- Proとの価格差はたった50ドル。 この差でメモリ+4GB、ストレージ+128GB、カラー選択可
AYN Thor自体は最高のデバイスです。だからこそ、モデル選びだけは後悔しないようにしてほしい。
迷ったらPro。それが私からのたった一つのアドバイスです。














