「見た目はマイナーチェンジ。中身はフルモデルチェンジ。」
こんにちは、サウなしです。 ASUSの携帯ゲーミングPC「ROG Ally X」。 一見すると本体カラーが黒くなっただけに見えますが、実際に使ってみると中身は別次元の完成度に仕上がっています。
旧型(白Ally)を使っていた私が、新型(黒Ally X)に触れて感じたのは、 「これこそが、モバイルゲーミングPCの完成形だ」という確信です。
今回は、ROG Ally Xが旧型からどう進化したのか? 実際の使用感を交えながら、スペック表だけでは伝わらない「実用性の進化」を徹底レビューします。
そもそも「ROG Ally X」は何が変わった?
一言で言うなら、「旧型の弱点を全て潰し、基礎性能を底上げした完全版」です。 ユーザーから寄せられた不満点のほぼ全てに対策が施されており、ストレスなくゲームに没頭できる端末になっています。
主な進化点は以下の3つです。
1. バッテリー容量が「倍増」 (40Wh → 80Wh)
これが最大の進化ポイントです。 旧型はAAAタイトル(高画質ゲーム)を遊ぶと1時間弱でバッテリーが尽きてしまい、常に充電器やモバイルバッテリーが手放せませんでした。
しかし、Ally Xは「80Wh」という、このサイズでは規格外のバッテリーを搭載。 実測でも「旧型の約2倍」持ちます。「外出先でエルデンリングを遊んで、帰りの電車でもまだ遊べる」。 このスタミナ性能は、携帯ゲーム機として非常に大きなアドバンテージです。
2. メモリ増量で「動作安定性」が向上 (16GB → 24GB)
旧型では、メモリ16GBのうち数GBをグラフィック(VRAM)に割り当てる必要があり、結果としてシステム用メモリが不足してゲームが落ちることがありました。 Ally Xではメモリが「24GB」に増量されています。 これにより、VRAMにガッツリ8GB割り当てても、システム側に十分な余裕があります。 重たいゲームでもメモリ不足によるカクつきやクラッシュが激減し、安定した動作が可能になりました。
3. 細かい不満点の「全解消」
- SDカードスロット移動: 旧型で報告されていた「排熱口に近すぎてSDカードが故障する」懸念に対し、スロット位置を物理的に移動させて対策済みです。
- SSD換装が容易に: 一般的なPCと同じ「M.2 2280」サイズに対応しました。4TBなどの大容量SSDへの換装が、安価かつ簡単に行えます。
- USBポート増設: 独自端子(XG Mobile)を廃止し、汎用性の高い「USB4」を含むUSB-Cポートを2つ搭載。充電しながらコントローラーを接続したり、汎用的な外付けGPUを使ったりと、拡張性が大幅に向上しました。
【新旧対決】スペック比較表
「白(旧型)」と「黒(新型)」、重要な違いを一目でわかるようにまとめました。
| 比較項目 | ROG Ally X (黒・新) | ROG Ally (白・旧) | 進化のポイント |
|---|---|---|---|
| 価格 | 約139,800円 | 約109,800円 | 価格差以上の実用性あり |
| バッテリー | 80Wh | 40Wh | 圧倒的No.1の進化点 |
| メモリ | 24GB (LPDDR5X-7500) | 16GB (LPDDR5-6400) | 高速&大容量化で安定 |
| ストレージ | 1TB (M.2 2280) | 512GB (M.2 2230) | 容量倍増&換装しやすく |
| 重量 | 約678g | 約608g | 少し重くなったがグリップ改善で相殺 |
| USBポート | USB4 ×1, USB3.2 ×1 | USB3.2 ×1, XG Mobile | 汎用性が大幅向上 |
| スティック | 耐久性UP (500万回) | 標準 | 壊れにくく改良 |
実際に使ってみて感じた「黒」の魅力
グリップ感が別次元に向上
重量は70gほど増えましたが、実際に持ってみると「重さを感じにくい」設計になっています。 グリップ部分が肉厚になり、手のひらに吸い付くような形状に変更されたため、ホールド感が劇的に向上しています。 旧型のように指に力が入ることもなく、自然に支えられるため、長時間のプレイでも疲れにくいです。
独自端子の廃止は「英断」
旧型にあったASUS独自のGPU接続端子(XG Mobile)が廃止され、代わりに「USB4」が採用されました。 これにより、市販のドッキングステーションや、Thunderbolt対応の外付けGPUボックスが自由に使えるようになりました。 専用機器に縛られず、自分の好きな周辺機器で環境を構築できるのは大きなメリットです。
「旧型 ROG Ally (白)」はもうオワコンなのか?
ここまで新型をベタ褒めしてきましたが、では「旧型(白Ally)はもう価値がないのか?」と聞かれれば、答えは「NO」です。 実は、旧型には旧型ならではの強烈なメリットが残っています。
1. 「608g」という圧倒的な軽さ
新型は約678g。その差は約70gです。 「たかが70g」と思うかもしれませんが、仰向けになって長時間プレイする際、この差はじわじわ効いてきます。 「軽さは正義」派にとって、旧型は依然として最強クラスのWindows機です。
2. 処理性能(画質)は実は「同じ」
心臓部であるCPU「Ryzen Z1 Extreme」は新旧共通です。 つまり、電源に繋いでプレイする場合、画質やフレームレートに差はありません。 自宅のデスクやベッド脇で、常に給電しながら遊ぶスタイルなら、旧型でも全く問題なく最新ゲームを楽しめます。
3. 中古市場での「驚異のコスパ」
新型の登場により、旧型の中古相場が下がりつつあります。 6〜7万円台でこれだけの性能(Ryzen Z1 Extreme搭載機)が手に入るのは、コスパ崩壊レベルです。 「初めてのUMPCだから安く試したい」という人には、あえて旧型の中古を狙うのも賢い選択肢と言えるでしょう。
結論:今買うならどっち?
👑 間違いなく「ROG Ally X」を買うべき人
- 予算が許す全ての人
- 外出先やソファ、ベッドの上で、ケーブルレスで遊びたい人
- 「スペック不足でゲームが落ちるのは嫌だ」という人
- これからUMPCデビューする人
正直、予算が許すならAlly X一択です。 バッテリー倍増の恩恵があまりにも大きく、旧型との価格差(約3万円)以上の体験価値と快適さがあります。
🏳️ 「旧型 ROG Ally」でもいい人
- とにかく安く済ませたい人(中古で6万円台ならアリ)
- 常に電源に繋いで遊ぶ「据え置きメイン」の人
- 白いガジェットでデスクを統一している人
旧型も性能(CPU/GPUチップ)自体は同じ「Ryzen Z1 Extreme」なので、電源さえ確保できれば処理能力は高いです。 中古市場などで安く手に入れて、コストパフォーマンス重視で遊び倒すのも賢い選択と言えるでしょう。
まとめ:ROG Ally Xは「UMPCの完成形」
ROG Ally Xは、単なるマイナーチェンジではありません。 ユーザーの声を徹底的に聞き入れ、ハードウェアとしての弱点を全て克服した「Windows携帯ゲーム機の完成形」と言えます。
- バッテリー残量を気にせず遊び続けたい
- 重いゲームも安定して動かしたい
- 黒いボディで画面への没入感を高めたい
これらを求めるなら、迷わずROG Ally Xを選んでください。 ストレスのない、最高のゲーム環境が手に入ります。
🎮 あなたに合うのはどっち?
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